赤×ピンク
『赤×ピンク』 桜庭一樹
間違いなく女子のための女子の話。
微妙なズレ、微妙な距離、微妙な性。
少女で女子で乙女で女性。
ただそれだけ。
何者でもない。
ときたま不安になるだって何者でもないんだもん。
そんな女子の話。
女子の話の種はいつも決まってる。
恋、服、靴、バッグ、髪、雑貨、かわいいもの。
けどそんな話はしない。
殴り合う。
まるで暴力的。
けどただの暴力じゃない。
女子たちは葛藤する。
私は何者なの?
キャットファイト、血、歓声、闇、躰、コスプレ、結婚、女子、繋がり。
女子は繋がりを大事にする。
友達でも恋人でも。
桜庭さんの本を読むと男子なんて要らない!って思ってしまう。
女子だけの世界は楽しい。
男子は恋をしたくなったときだけでいい。
何か大きなものに包まれたいときだけでいい。
女子だけの世界は醜くて美しい。
女子は弱くて強い。
Thanks for writing this.
投稿: Rianne | 2008年11月26日 (水) 03:38