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2010年3月

2010年3月22日 (月)

エリコ

『エリコ』 島田雅彦

神話のような話だった。

なんというか…混沌としていて不思議な話。

おじいさんが孫のエリコに言った言葉が心に残った。

コトバは相手を傷つけたり、滅ぼしたりすることもある。

おまえが「死ね」というコトバを使ったら、相手は命を失うことになる。

だから、コトバを使うときは必ず自分のココロを相手に預けなさい。

もし、おまえがコトバで相手を傷つけたら、おまえのココロが痛みを感じる。

コトバで相手を滅ぼしたら、おまえのココロが滅びる。

ココロを惜しみなく差し出せば、相手はおまえを信じる。

そればかりかおまえを愛し、自分のココロもおまえに預けようとする。

当たり前すぎて気付いてなかったことだった。

言霊だ。 「好き」「愛してる」「信じてる」 相手に差し出した言葉は自分の心そのもので、それを疑うのは相手のことも自分のことも疑うってことなんだ…

「嫌い」「会いたくない」「信じられない」 マイナスな言葉は相手も自分もダメにしてしまう。

一番大事なことは信じるということ。

2010年3月 8日 (月)

ミッキー

『ミッキーかしまし』 『ミッキーたくまし』 西加奈子

この人本当に面白いわぁ。

面白くて読み終わっても笑ってしまう。

まずこの人の周りにいる人が面白い。

面白い人が集まってくるこの人も面白い。

バイト時代の話も友達の話も子供時代の話も家族の話も猫の話も面白い。

本当に面白くて始終笑いぱなし。

長渕剛を見る度に吹き出してしまう。

西さんと友達になりたい。

たぶん鬱にならないと思う。 ずっと躁状態。

それも疲れるかな? けど元気がなくなったときにまた読みたくなる。

いっぱい泣いたあとにはやっぱりいっぱい笑わないと。

なんか気分が軽くなる。

文庫本が出たらこの2冊は絶対に買う!!

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