誰かと暮らすということ
『誰かと暮らすということ』 伊藤たかみ
この人の書く本が好き。
どこにでもいる人たちで普通で普通の人たちの感情が心地良い。
誰かと暮らすということは複雑ですごく簡単。
それは家族でも友だちでも恋人でも全くの他人でも同じこと。
適度な距離と優しささえあれば難なく暮らしてゆける。
自分以外の人の生活に必要以上に踏み込まないこと、ちょっとだけ図々しくなること、さりげなく手を貸すこと。
難しいけど簡単、簡単だけど難しい。
けど本当はすごく単純で簡単。
誰かと一緒に暮らすって一人じゃなくて良い。
必ず誰かが帰って来るから。
誰かと暮らすと優しくなれる気がする。
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