2016年12月24日 (土)

君の名は。

君の名は。を観た。レイトショーで。
特に期待もせずに観た。
感想。
ラッドとのシンクロ率が半端ない。
難しいことを考えたりしないからかもしれないけど。
これは大人になったから思うのかもしれないけど。
青春とか思春期とか思い出すだけでぞわぞわする感情。
映像の美しさ。
繋がる記憶、糸、想い、絆。
埋まる謎。
思う所はあるものの、良い作品だったと思う。
リピーターがいるのも納得。

2016年11月10日 (木)

求愛

『求愛』
瀬戸内寂聴

掌小説。
一篇が短くとても読みやすい。
寂聴さんの本を初めて読んだけど、正解だったかもしれない。
他の作品も読んでみたいと思った。
この本は様々な形の愛に溢れていた。
とても数え年95歳のおばあちゃんが書いたものだとは思えないほど面白かった。
子宮作家と呼ばれるほど愛を書いてきた人のこの本は誰かを狂おしいほど愛したいと思うくらい愛に溢れていた。
何度でも言う。
この本は愛に溢れている。
誰かを愛したいし誰かに愛されたくなる。
骨まで愛して灰になりたい。
地獄の業火に焼かれても良いと思える愛に溺れたい。
この感想はどうなんだって感じだな。笑
でも、それくらい愛を求めてしまう本だった。

2016年11月 9日 (水)

歌姫メイの秘密

『歌姫メイの秘密』
伊藤たかみ

メイは僕のいとこで恋人。
メイと母親のさつきさんは「ありがた教」と呼ばれる宗教団体から逃げてきた。
メイはいつも不機嫌でちょっと変わった女の子。
小学生だったメイと僕は高校生になりメイの父親を探す旅に出る。
ここからいろいろあって僕は大学生になり、歌姫になったメイと再会する。
歌姫になったメイは僕にお願いをする。
「少しだけお願いがある。」
「いっぺんだけ、ぎゅっとして。」
この気持ち分かる。分かる。分かるよ。とひとりごちる。笑

私はこの人の本が本当に好きだ。

2016年10月17日 (月)

わたし。

何年かぶりにここを見て思う。

成長したのかな。

たくさんの本を読んだし、色んな音楽も聴いてきた。

美術展に行ったり、ライブに行ったり。

いろんな人と出会ったり別れたり仲良くしたり。

いろんな土地にも行って楽しく過ごしてきた。

私、少しは成長したのかな。

答え。

成長してない。

それが私。笑。

2011年5月31日 (火)

魔女と金魚

『魔女と金魚』
中島桃果子


「ああ誰か。
『外は雨だね』
と言う前に、泣いているのですかと、
それすら訊かずに、そばに座って。
叱ったり、励ましたり、
弱いなともどかしがったりせずに」

魔女になりたかった子供の頃を思い出して手に取った本だった。

読みやすくて意外に大人な本だった。

「一途に愛せる素質を持つことと、一途に愛される素質を持つことと、どっちが幸せなのかしらね」

マドカが言ったこの言葉にわたしはどっちなんだろって思った。

たぶん、どっちも持ち合わせてはいないし

どっちが幸せだとも言い切れないと思う。

「何も言わないでただ髪を撫でて。
それがそう、あなたなのかしら?
何も言わずにそっと手を握って。
それがそう、あなたなのなら。
ただあなたの歌を歌ってほしいの。
一緒にまっすぐ歩いていけないと知っていても、
いつか心で抱き合えるその日のために、
儚く舞い上がる泡のような歌を歌って」

失ってから気付くものはいつだって何よりも大切なもので

けど、失わないと大切なものだったことに気付かない。

それはきっと大切なものをちゃんと見ていなかったからだと思う。

誰かこの歌を歌ってくれないかな。

2010年9月24日 (金)

誰かと暮らすということ

『誰かと暮らすということ』 伊藤たかみ

この人の書く本が好き。

どこにでもいる人たちで普通で普通の人たちの感情が心地良い。

誰かと暮らすということは複雑ですごく簡単。

それは家族でも友だちでも恋人でも全くの他人でも同じこと。

適度な距離と優しささえあれば難なく暮らしてゆける。

自分以外の人の生活に必要以上に踏み込まないこと、ちょっとだけ図々しくなること、さりげなく手を貸すこと。

難しいけど簡単、簡単だけど難しい。

けど本当はすごく単純で簡単。

誰かと一緒に暮らすって一人じゃなくて良い。

必ず誰かが帰って来るから。

誰かと暮らすと優しくなれる気がする。

2010年4月12日 (月)

僕の好きな人が、よく眠れますように

『僕の好きな人が、よく眠れますように』 中村航

こんな恋がしたい。

本当にそぉ思った。

他人の恋と自分の恋はやはり違う気がするし羨ましくもなる。

読んでいて微笑ましくて爽やかで若さ(ある障害)故に熱くて二人は溶けたチョコレートみたいだと思った。

「やっぱり男子なんかには、何にもわからないんだね」

そぉそぉ!!って道産子研究員めぐに共感した。

何も食べれなくなって、眠れなくなって、不安になって、悩んで、何にも手につかなくなって… 分かんないんだね… おかしな木戸さんの語録も面白い。

「自由に恋するのは、若くて可愛い女子の特権なんだよ」

「おれらみたいな若いだけの男子には、実は何の価値もないんだぜ」

「男は“来る者は拒まず”でいいんだよ」

「この世には、マグレと気まぐれしかねえんだよ」

そして僕の妹もなかなか面白い。

兄と妹ってこんな感じなのかな?よく分かんないけどいい関係だなって思った。

更けゆくのは、夜だけなのかしら。

あ、ふ、れ、た、のは、ビールのあわだけかしら。

彼が好きなのはわたしだけかしら。

2010年3月22日 (月)

エリコ

『エリコ』 島田雅彦

神話のような話だった。

なんというか…混沌としていて不思議な話。

おじいさんが孫のエリコに言った言葉が心に残った。

コトバは相手を傷つけたり、滅ぼしたりすることもある。

おまえが「死ね」というコトバを使ったら、相手は命を失うことになる。

だから、コトバを使うときは必ず自分のココロを相手に預けなさい。

もし、おまえがコトバで相手を傷つけたら、おまえのココロが痛みを感じる。

コトバで相手を滅ぼしたら、おまえのココロが滅びる。

ココロを惜しみなく差し出せば、相手はおまえを信じる。

そればかりかおまえを愛し、自分のココロもおまえに預けようとする。

当たり前すぎて気付いてなかったことだった。

言霊だ。 「好き」「愛してる」「信じてる」 相手に差し出した言葉は自分の心そのもので、それを疑うのは相手のことも自分のことも疑うってことなんだ…

「嫌い」「会いたくない」「信じられない」 マイナスな言葉は相手も自分もダメにしてしまう。

一番大事なことは信じるということ。

2010年3月 8日 (月)

ミッキー

『ミッキーかしまし』 『ミッキーたくまし』 西加奈子

この人本当に面白いわぁ。

面白くて読み終わっても笑ってしまう。

まずこの人の周りにいる人が面白い。

面白い人が集まってくるこの人も面白い。

バイト時代の話も友達の話も子供時代の話も家族の話も猫の話も面白い。

本当に面白くて始終笑いぱなし。

長渕剛を見る度に吹き出してしまう。

西さんと友達になりたい。

たぶん鬱にならないと思う。 ずっと躁状態。

それも疲れるかな? けど元気がなくなったときにまた読みたくなる。

いっぱい泣いたあとにはやっぱりいっぱい笑わないと。

なんか気分が軽くなる。

文庫本が出たらこの2冊は絶対に買う!!

2009年12月25日 (金)

12月24日

Anthemを聴く。

このメロディを君に捧ぐ

鳴り響け君の街まで

闇を裂くこのAnthemが

轟いた雷の音

気が付けば僕はひとりだ

私はきっとこれからも

茜色の夕日を見ても

金木犀の香りに気付いても

夜の空に輝く惑星を見ても

あなたのことを思い出すし、涙ぐむと思う。

けど、その度にフジファブが好きなことを再確認すると思う。

それはあなたが大好きだということなんだと思う。

私はあなたが大好きです。

あなたの声も好き。

あなたの書く詞も好き。

ずっと大好きだよ。

 

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