橋をめぐる
『橋をめぐる』
橋本紡
この人が書く話しはとても優しいと思う。
この本は六つの物語(橋)からなっている。
清洲橋。亥之堀橋。大富橋。八幡橋。まつぼっくり橋(石島橋)。永代橋。
どの橋の物語もいい。
人が生きている。
人が生活している。
一番好きなのは永代橋。
祖父のエンジと孫の千恵の夏休み。
子供の頃のあたしと祖父みたいでおかしかった。
けど物語の最後あたしはいつの間にか孫の千恵になっていて千恵と同じ気持ちになった。
まつぼっくり橋も良かった。
本当に面白かった。
中途半端な田舎より下町というところに住みたくなる。
『九つの、物語』もたまらなく好きだ。
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